ポリエステルのブログ

毎晩見る夢が私の先生です。

裸が恥ずかしい理由

たとえば政治家は裸になっても衣服を脱いでいない人が多い。
彼らの多くは、社会的地位という衣服を自分そのものだと思い込み、それを剥ぎ取るのが怖いのだ。

アダムとイブは裸でいることを恥ずかしいと思った。

それは、本来性に戻る道を見失ったということだ。
政治家に限らず殆どの人は、根源的な自分の上に、衣服を何枚も重ねて着て、とうとう中心の自分は見えなくなり、忘れ去った。
そして衣服を自分だと思った。

肉体も衣服である。
しかし人々は肉体を自分だと思い、これを脱ぐと自分が消えてしまうと思っている。

「本当の裸の自分」に戻るすべを忘れてしまった。

そのことを思い出さなければならない。
そして衣服のほうが重要だと思っている今の信念体系を捨て去らなくてはならない。